みなさんの身近な美容師(美容学生)で成長が早いかたっていませんか?
私が20年以上、若手の美容師さんを指導してきたなかで、成長が早い人の特徴があり、共通していることがあります。
これと逆のことを考えている人は成長のスピードが遅いです。
同じ練習をするなら効率良く早く成長できたほうがよくないですか?
ちなみにアシスタントに限った話ではなく、スタイリストも同じです。
スタイリストになったら練習しなくなってしまうかたも多いようですが、アシスタントの練習は基本的に基礎になることが多いので、スタイリストになってからの練習も大切にしましょう。
この記事ではどのようなマインドになれば美容師として成長が早いのかを解説していきます。
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる
スタッフとの良い関係性の構築
美容師の仕事は1人で成長することは困難です。
美容師って個人プレーと思われがちですが、私はチームプレーだと思っています。
チームとは助けあってヘルプしあうことと、お互いを高めあうという意味もあります。
指導者というと店長やオーナーと思いがちですが、ここでは一緒に働く人全てを指すと思ってください。
同じ歳であろうが、自分より美容師歴が短い人であろうが、自分ではない美容師は全て勉強になるものです。
先輩はもちろんのこと、同僚や後輩からも学ぶ姿勢を持つことができれば最高のマインドになれます。
不平不満などが多い人は、聞いてるほうが大変ですし、周りが近づきたくなくなってしまいます。
そういうマイナスな考え方の人は成長を阻害してしまうでしょう。
参照:美容師の【人生と仕事の結果をプラスにする】考え方の方程式
ぜひ考え方をプラスにして、自分に良い気がまわるよう振る舞ってみてください。
アドバイスを素直に受け入れよう
美容師は素直さが大切です。
ある程度技術ができるようになると自分のやり方が芽生えてきます。
それ自体はとても良いことなのですが、プライドが高すぎて自分と逆の意見をもらうと嫌な気持ちになってしまったりします。
まるで否定されているみたいで。
ですが、美容師の仕事には正解がありません。
極端な例は別ですが、自分と違う意見やアドバイスは素直に受け入れたほうが良いでしょう。
何を言われても「でも」「だって」という言葉は伝える側の意志を阻害してしまいます。
聞く側の姿勢が素直であれば、言う側はその人のため、と思って伝えてくるでしょう。
もしも自分よりできてないくせに、とか思ってしまうような場合は「でも自分のために言ってくれたんだな、ありがとうございます」と自分を律する努力をしてください。
そんな仏のような心は持てないよ、、、と思ってしまうかもしれませんが、実際私の見てきたスタッフのなかにはそのようなマインドの人がいました。そういう人は確実に成長が早いです。
成長のスピードを上げるにはとにかく謙虚に素直に、これが合言葉です。
教えてくれない、よりも教えてください
教えてほしいなぁ、と思ったりしたときに限って言ってもらえない、といったケースもあります。
こういったケースが続くと「教えてもらえない、、、」という感情になることもあるかと思います。
そのようなときに思いだしてほしいのは、言う方も自分で精一杯なんだということです。
成長が早い人は言われるのを待っていません。
自分から情報をもらいにいくのです。
自分で考えなよ、と言われるかもしれませんが、考えてもわからないときは素直に言うべきです。
年数が経てば経つほど「こんなこと今さら恥ずかしくて聞けない、、、」といったことが出てきます。
そして、美容師は後輩ができれば教えることも増えてきます。
後輩に質問されたときに説得力のある答えを言えるようになるには、まずは自分が若いうちに教えてもらったおいたほうが得です。
ぜひ積極的に教えてもらいに自分から動きましょう。
ノートや動画で分かりやすく記録をとる
美容師の仕事は技術、接客と仕事が多岐に渡ります。
全てはお客様に喜んでいただくためですが、そのための情報がありすぎるのも事実です。
学んだことはすぐにメモを取るようにし、技術を教わったときはデモンストレーションなどは動画に収めておきましょう。
そしてあとで必ずキレイにノートやスマホなどで整理することを心がけてください。
苦手なことを克服しよう
よく自分の得意な分野を磨いたほうが成長する、ということがあります。
これは私もたしかにそうだと思います。
ただしそれは始めたてのころとかまだ一年目や二年目ごろまでで、ある程度の実力がついてきたら苦手な分野を克服できると成長が早くなります。
目安はデビューしてから1,000人ほど担当するとある程度慣れてくるので、そのころから苦手な技術や接客を克服するトレーニングを行いましょう。
専門的な外部セミナーを受けるのもタイミングとしては良いです。
それを1,000人毎にこなしていけば、合計10,000人ほど担当するころにはトップスタイリストと言われるくらいの実力がつくはずです。
得意な分野を伸ばす理由としては、最初は自信をつけるためであって、良い経験を積み重ねることでやれるイメージがつくためです。
ちなみに得意な分野がニーズが多いもので流行りのないもの(例えばメンズスタイルが得意など)であれば、さらに追求していくことにより特化型美容師として活躍もできます。
ですが私は全てとは言いませんが、ある程度の分野の技術はできるようになることをオススメします。
美容の仕事には流行があり、大体12年くらいの周期で周ります。
美容師として長く活躍するにはさまざまな技術や接客をできるようになったほうが良いでしょう。
ぜひ1,000人以上の担当経験のあるスタイリストは苦手な分野を克服できるように練習をしてください。
まとめ
美容師の世界は教育産業といわれるほど、人の成長が鍵となる仕事です。
経営をするにあたり、どのサロンでも人の成長を主に考えていると思います。
ですが、最終的には美容師が成長するには自分のあり方が大切です。
素直に謙虚になることで、周囲のスタッフからの信頼を得ることができ、自分のチャンスを得ることができます。
毎日の営業のなかに成長のポイントとなることがたくさんあり、それを自分でキャッチすることができるか、仲間にアドバイスをもらえるかが成長のスピードの鍵となるでしょう。
考え方をプラスになれるように頑張ってください^ ^
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