美容学生の皆さんは就職活動においてサロン見学に行きますか?
結論から言うと、私はサロン見学は絶対にいくべきだと思います。
サロン見学とは言いかえるとサロンと求職者さんとのマッチングです。
ここを間違えれば離職につながり、学生の皆さんにとってもサロン側にとってもあまり良いことではありません。
サロン見学の目的はそういったミスマッチによる離職を防ぐためにあります。
この記事ではサロン見学に行った時のポイントなどを解説していきます。
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる
サロン見学ですることとは
・オーナーやスタッフとお話しする
・自分の聞きたいことをサロンに直接聞く
学校でのガイダンスでは、1サロン20分程度しかない場合がほとんどなので、実際にお話しする時間はそこまで長くありません。
サロン見学ではしっかりとした時間が取れますので、自分が聞きたいことをたくさん聞ける場だと言えるでしょう。
当店での見学の場合、まずは社長である私とお話しをして、その後スタッフたちが働く店舗に移動しスタッフともコミュニケーションをとってもらっています。
知り合いのオーナーさんは、学生さんの質問で話が盛り上がり、2時間くらいお話しをしていたケースもあるようで、私も2時間でも3時間でもお答えすることは可能です。
できるだけ自分が聞きたいことを一つでも多く直接質問することが大切です。
不安なことや希望などを確認する場にしましょう。
サロン見学のメリットとは?
サロン見学はリアルを体感する場です。
求人情報には載っていない空気感だったりが現場にはあります。
実際にお店に行ってみると自分が想像していないことがあったりします。
スタッフがお客様と楽しそうに仕事をしていたり、スタッフ同士が仲良さそうにしていたり、お店が想像よりもおしゃれだったり。
求人情報と現場のギャップは少なからずあることです。
サロン側としては一度お店に来て欲しいというのが本音で、さらに求職者さんとのマッチングをはかります。
そこでサロンも嘘を言ってしまえば話が違う、ということにもつながりますし、求職者さんも大きな目標を言っていた割に入社したら全然違った、などミスマッチにつながり離職に繋がってしまいます。
そういったギャップを埋めていくのがサロン見学の大きなメリットと言えるでしょう。
オーナーの考えと会社の理念
サロンにはコンセプトがあります。
コンセプトはオーナーが決めることがほとんどだと思いますが、コンセプトや理念というのがサロンの原動力になります。
オーナーの熱い想いがサロン全体に理念として浸透しているかが重要で、それによってサロンで働くスタッフがどのようなマインドになっているかがわかるものです。
私の知っているサロンオーナーのほとんどが「スタッフの生活を豊かにする」といった理念を立てています。
ちなみに私のサロンの理念は「美容を通じて関わる人全ての人生を豊かにする」です。
そういった理念のサロンのスタッフは本当に素敵なスタッフが多いものです。
つまり理念によってサロンがどういったコンセプトになるのかがわかるものなのです。
サロン見学ではそういった理念やコンセプトは詳しく聞いておくようにしましょう。
また、できれば働いているスタッフがどのようなマインドで働いているのかをチェックしておくと良いと思います。
その上で自分がどのような理念が合うのかを考えてみるのが良いサロンに出会うコツです。
スタイリストデビューまでの詳しい道のり
スタイリストまでのカリキュラムはサロンによって違います。
昨今のサロンの求人情報には2年以内などのデビューの期日が出ていますが、実際どのようなスケジュールでデビューをしていくのかをある程度確認しておきたいところです。
サロン見学においてはデビューまでの詳しいカリキュラムを確認し、自分でできそうなのかをイメージすることが大切です。
弊社のデビューまでの道のりはこちらを参照してください:美容師アシスタントが2年でスタイリストデビューするための全体像
また、全ての技術ができてからなのか、得意な分野からデビューなのか、どのようにスタイリストデビューするのかもサロンによって異なります。
ちなみに弊社では得意な分野からデビューをしてもらっています。
メンズが得意な人はメンズでデビュー、カラーが得意な人はカラーリスト、といった感じです。
また、アカデミーなどの制度のサロンもあるので、できるだけ詳しくサロン見学にて確認するようにしましょう。
訪問時の注意点
・挨拶をしっかりする
・メッセージなどのやりとりがある場合は返信を速やかに
・服装などの指定がない場合、不潔な印象を避けるような服装で行く
特に難しいような注意点はありませんが、人として当たり前のことができると良いと思います。
美容学生の皆さんがサロン見学に行く時は社会人経験がない状態で行くことになるので、サロン側も特に難易度の高いことは要求しないでしょう。
2年生の夏前までにはサロン見学に行こう
昨今は就職活動のタイミングが早くなっており、1年生の3月くらいにはサロン見学が始まっています。
サロン側としては早いタイミングで見学に来る学生さんはしっかりしている印象で、積極的に採用したいと考えます。
2年生の12月とかに来ると今までどうしてたんだろうと不安になります。
つまり何も考えてないのかな、といった印象です。
早めのタイミングで動いていきましょう。
また、気になるサロンに施術を受けにいくというのも良い方法です。
サロン見学では実際の営業が見れない場合があるので、カラーなどの施術を営業時間に受けに行くのはとても良い方法です。
その際は美容学生だということも伝え、サロン見学もかねて行きたいとの趣旨を必ず伝えましょう。
ちなみに弊社でもそのような見学は大歓迎です。
私に相談をいただければ特別割引サービスにて施術いたします。
さらに気になるサロンにアルバイトを申し込むと良いと思います。
美容室でアルバイトをした方が練習にも参加できますしサロンワークも経験でき、さらにバイト代ももらえるのでとてもオススメです!
弊社でもアルバイトの申し込みや施術、サロン見学など大歓迎です。
お問い合わせはLINEかディバイン金町店のインスタからDMでご応募ください。
お待ちしております^^
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