アシスタントはメモの取りかたでスタイリストになった時に大きな差がでます。
アシスタントは学びの期間です。
練習会のときはもちろんですが、営業の中でも学ぶべきポイントはいくつもあります。
細かいことを学んだときなどは全部覚えておくのは少々難しいこともあるでしょう。
そこで活用すべきなのがアシスタントメモです。
何をどのようにノート(メモ)にまとめておくべきかを記事にしてみました。
*ここでいうノートとは、紙ベースのものだけではなくスマホなどのデジタルツールも含めます
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる
メモすべき内容
営業の時間(サロンワーク)はアシスタントにとって自分がスタイリストになるための情報の宝庫です。
スタイリストのカウンセリング、施術内容、接客のポイントなどあらゆることをメモしておくと、自分がスタイリストになった時にとても役立ちます。
モデルをやる時なども有効です。
・希望
・使用薬剤や施術内容
・結果と先輩からいただいた注意点
・課題を解決するための練習方法
・ミスしたことや改善点は必ずメモ
これらを忘れないうちにお客様から見えないところで自分なりにメモします。
この時はまだ正確にメモする必要はありません。
忙しい日は営業中にメモすることはできません。
そういう日は営業が終わったら思い出せる範囲で箇条書きしてみると良いと思います。
練習においては新しい技術を教わる時は注意点やポイントなどは細かくメモしましょう。
教えている方からすると、何度も同じことを言わなくてはいけないと面倒です。
営業中もそうですが、一度言ったことをメモし、忘れないように次に生かしてくれる人にはもっといろんな情報を教えよう、となりますが、「それ何度も言ったよね」と思わせるような人にはアドバイスしたくなくなります。
つまり教わっているのにメモすらしないような人は失礼に値します。
これは、お金を払って受講しに行くセミナーでも同様です。
必ず1日の終わりにまとめを作る
基本的には「メモ」はその場で言われた注意点を箇条書きにすることです。
1日の終わりに注意点やポイントなどを綺麗に整理するメモとは違うノートを用意しましょう。
携帯やパソコンなどのデジタルツールであれば、わかりやすく情報を整理してください。
このまとめる、という作業がいわゆるアウトプット。
ものごとを覚えるには必ずインプットをしたらアウトプットをセットにしないと覚えることはできません。
一日の終わりにノートをまとめるという作業を5分でも習慣化できればとても良いアウトプットになります。ぜひ試してみてください。
練習のデモンストレーションは動画を撮ろう
練習やセミナーにおいて、先輩や講師のかたのデモンストレーションは必ず動画を撮っておくようにしましょう。(セミナーで動画禁止の場合を除く)
動画はとても良いツールです。
大人数のセミナーや練習会では、積極的に1番前をとり、1番良いポジションで動画を撮ることを強くおすすめします。
こういったセミナーなどで後ろの方でモジモジして前に来ない人ははっきり言って伸びません。
また、美容師であればスマートフォンなどのデジタルツールは2年に1度は最新のものにして、より高画質の動画を取れるようにしておきましょう。
2024年現在ではスマホも値段が上がってとても高いです。
ついケチってしまい、例えばiPhoneならば、Proのほうを選べないとカメラツールの能力が落ちてしまいます。
高いもので動画をキレイに撮れるものを選べるか、というのが自己投資になります。
より高画質で、常に1番前で動画を撮れれば結果、自分の財産へと繋がって上達速度が変わっていくのです。
動画から要点を抜粋する
動画もメモ同様、撮ったら撮りっぱなしではなく、要点をまとめておくようにしましょう。
まとめるのは、ノートで手書きでポイントをまとめるのもとても良いですし、動画編集などができるかたはポイントを繋ぎ合わせたショート動画にしておくと良いかと思います。
また、美容技術を定期的に配信するSNSアカウントなどを作成し、そちらに動画を投稿するなどもとても良い方法です。試してみてください。
まとめ
ノートを取る、というのは教えてくださるかたへの礼儀と捉えるべきです。
教えてもらえるうちが華、とよく言ったもので、ある程度できるようになってくると誰も教えてくれないばかりか、実は基本的なことがわかっていないまま経験を積んで、今更恥ずかしくて聞けない、となっていくものです。
そんな時に若手の頃からつけていたノートが役に立つのです。
ノートはいわば美容師の財産です。
しっかり活用し、日頃からキレイにまとめておきたいものですね。
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