面接においてサロン側から質問したいこと6選(美容学生編)

美容学生のみなさんは、就職活動において面接で失敗したくないですよね?

面接というのはズバリいうと【マッチング】です。

就活生さんが行きたいサロンと、サロン側が欲しい人がいます。

就活生さんの失敗しないサロンの選び方についてはこちらの記事をご参照ください:美容学生向け|就職活動で美容室の選び方を失敗しない方法とは?

面接において、サロン側が聞いておきたい質問が6つあります。

この記事では私の視点を含めて面接においてしっかりと答えられると好印象なことを解説していきます。

-至田 健三(しだ けんぞう)-
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる

入社希望の動機

面接する側は、まずはなぜウチのサロンに入りたいと思ったのか、動機を聞きたいと思うでしょう。

サロンにはコンセプトやお店の雰囲気などさまざまなものがあります。

お店の雰囲気にあった人材が欲しいと思うのはどこのサロンも同じです。

動機はウソを言ってはいけません。
仮にも入社してもウソを言っているとあとでミスマッチがおこります。

サロン側としては、面接のときに言ってたのと違うなぁと感じると不信に思ってしまいます。

面接にいたるまえに必ずサロン見学に行き、自分の働きたいお店を絞ってから面接に行きましょう。

面接を受けようと思ったのはなぜか。

・カリキュラムが良かった
・サロンがオシャレ
・スタッフがキラキラしている
・スタッフが仲良さそう
・家から通勤しやすい
・福利厚生が良い
・給料が良い
・キャリアアップ(スタイリストまでの道のり)が良い
etc

大切なのは自分に正直になることです。

サロンとして、受け入れられる範囲とそうでないものもあると思いますが、入社してからのミスマッチを防ぐことが大切なことなのです。

 

美容師になろうと思ったきっかけ

美容師になろうと思ったきっかけも多くのサロンで聞かれる質問だと思います。

自分がどうして美容師になろうと思ったのかは、私も何十人と面接をしてきましたが、それぞれにストーリーがあるものです。

どんな理由でも構わないと思います。

私は高卒で美容師の業界に飛び込んできたのですが、きっかけは当時やっていた木村拓哉さんのドラマ【ビューティフルライフ】です。

私がみてきたスタッフたちで、きっかけによってさまざまな働きかたをするなぁ、と感じていました。

これは私の見解ですが、きっかけによってその子のストイックさが見えてきます。
それによって指導方法を変えているのです。

美容学校時代に頑張ったこと(自分の経歴がわかるもの)

あなたの美容学校時代に頑張ってきたものは何ですか?と聞かれたら何て答えますか?

ワインディングコンテストで入賞した、学校のコンクールに作品を出展した、などアピールできるものがあるかたはそれを言えれば良いと思いますが、言えるものが何もない人はどうすればアピールできるか?

自分の経歴や日記などをポートフォリオにまとめておくと良いと思います。

ポートフォリオとは就活において、自分の活動を記録しておくものです。

・インスタグラム
・TikTok

これらは面接において、非常にわかりやすい自分の経歴書です。

大きなことを達成したときだけでなく、日々の授業などで良くなったことや成長できたことなどを投稿にあげれば良いのです。

プライベートのアカウントとは別に作っても良いです。

サロン側もコンテストで入賞した人でないとダメだ、とかそこまで大げさな経歴はなくても、学校で自分なりに頑張れたことなどが分かるようなものがあれば伝わります。

ぜひ学校での出来事などを記したインスタグラムやTikTokなどで記録を残しておきましょう。

親や恩師に対しての気持ち

みなさんは親御さんや今までお世話になった先生に感謝の気持ちはありますか?

私の場合は「今までにお世話になった人はどんな方ですか?」といった質問をします。

美容師は学校を卒業することがゴールではなく、美容師としてのスタートはサロンに入社してから、もっと言えばスタイリストになってからがスタートです。

サロンに就職してからがとても重要で、美容師として生きていく上で売上を上げる方法など自分の収入に直結することを教わります。

つまりサロンでこそ一生使える大切なことを教わるのです。

サロン側も受け入れるに当たってある程度の覚悟を決めて迎え入れるものです。

一緒に働く人に感謝の心がない人と、親や先生に対しての感謝の気持ちを言える人では大きな差が生まれると言っても過言ではありません。

私には3人の子供がいます。
私は子供達に、育ててやってるんだから将来俺の面倒みてね、などといった見返りを求める気持ちは少しもありません。
ただ無償の愛のみです。

みなさんの親御さんもそうではないでしょうか?

人は皆、自分1人の力で大人になれることはありません。

必ずお世話になったかたはいるはずです。

その育ての親に対して愚痴しか生まれない人は就職しても不平不満ばかり口にしてしまうでしょう。
そして、思ってもいないのに面接の時だけ感謝の言葉を重ねても心が通っていないので、すぐに見透かされてしまいます。

私の知っている美容室オーナーさんやリクルートに関わっている人たちは、たくさんのお客様に支持を得るような人や、スタッフたちの上にたつ人がほとんどで、人格者ばかりです。

育ての親や恩師に対し、学生のうちに心から感謝をし、恩返しをしようという気持ちを持って就職活動をすると、自然とそのような言葉が出てきます。
そういった姿勢は必ずサロン側にも伝わるはずです。

ぜひお世話になった方への恩返しなど、何ができるかを考えてみてくださいね。

自分の長所

サロンの教育方針によっても見方は違いますが、昨今のサロンにおいて、スタイリストデビューは2年以内、早ければ1年なんてところもあります。(弊社は2年以内にデビューしてもらいます)

スタイリストとしてのスタート時に、どんなお客様のご要望にも応えられるレベルでのデビューとなると、私の経験上2年は困難です。

弊社でも推奨していますが、得意なメニューから随時デビューしていく、というサロンが多いのではないかと思います。

そうなると大切なのは、みなさんの得意な分野や興味のあるもの、つまり自分の長所というのが大切になってきます。
長所といっても技術だけではなく、ストイックな性格であるとか、仲間想いなどメンタル面も含めての長所で良いと思います。

私の考えですが、これからのサロンにおいてさまざまな面で強いサロンは、チームワークで助け合えるサロンが良いと思います。
理由はたくさんありますが、1人よりも2人、3人の方が美容の仕事は効率が良いからです。

サロンとしては、既存のスタッフとのバランスをみながら新しいスタッフを採用したいので「うちのサロンはこういうスタッフがいればバランスがもっとよくなるんだよな」と考えます。

短所を改善していくことも大切ですが、まずは長所を伸ばしていくことが自信にもつながりますので、自分と向き合い、なんでも良いので出してみてください。

メンタル面でいえばそれを補うエピソードなども整理しておくと良いでしょう。

また、自分ではどうしてもわからない場合は、家族や親しいかたなどにも思い切って聞いてみましょう。

将来の目標

将来の目標と言われても正直わからない人の方が多いのではないでしょうか。

私も学生時代から美容室オーナーになろう、とかトップスタイリストになろうとは考えていませんでした。

目標っていってもそんなに大きいことでなくても良いと思います。

大切なのは、面接において将来の目標を聞かれたら、今の自分が精一杯答えられることで構わないので、目標を言えるようにしましょう。

考えてもどうしても目標がでない人は、「考えたんですけど見つかりませんでした。逆にどのようなことを目標とすることがオススメですか?」などと面接の際に聞いてみるのも良いかもしれません。
私は正直にいってくれればこんなのはどうかな?入社したら一緒に決めよう、などとお伝えすると思います。
同時にカッコつけないで正直な気持ちを言ってくれてありがとう、となると思います。

目標がなぜ大切なのか?

目標ってなんで大切かというと、目標があればそこに向かってアクションを起こせばいいだけだからです。
サロン側としても目標が明確な人は指導もしやすくなり、メンタルサポートもしやすくなります。

沖縄に旅行をするって決めたら航空チケットをとったりホテルの手配、現地でのアクティビティなど計画を決めますよね?
仕事や人生の目標もはっきりすればするほどそのためのアクションも具体的になるものです。

・2年以内にスタイリストデビューする
・100人の指名を獲得する
・50万の給料を手にする
・ママさん美容師になる
・オーナーになる

私の意見ですが、目標は変化していってもいいと思います。

人は成長とともに視野も変わるものです。
大切なのは、いつまでにこうする、といった期限を設けることです。

期限内に目標達成すれば次の目標を立てれば良いのです。

ぜひ面接までに入社してからの目標を自分なりに言えるよう考えておいてください。

まとめ

面接というのはサロン側も緊張するものです。

サロン側としてもやはりお店にあった人に入社してもらいたいものです。

できる限り【嘘】は言わないほうが良いでしょう。

全ての人がベストマッチするというのは非常に困難なことですが、入社してからお互いにこんなはずじゃなかったと思わないように面接することが大切です。

サロン側もどうしても人が欲しいからといって嘘をいうお店は退社が多いものです。

私も日頃からスタッフに語りかけていることは嘘偽りがないことを伝えています。

そこには良いことも悪いこともあると思います。

たくさんあるサロンの中からここだ!と思えるところに出会えるよう頑張って探してくださいね^^

弊社求人情報やお問い合わせはLINEやdivine hair make金町店の→インスタのDMからお気軽にお問い合わせください^^

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