面接において美容室から質問したいこと(中途採用編)

今の美容室を転職したいと思っているかたは面接は不安ではないですか?

新卒とは違い、中途採用は美容室も気になることが多いものです。

美容室も求職者さんもお互い入社してからミスマッチがないようにしたいものですよね。

この記事では美容室が面接において中途採用のかたに聞きたいことを解説していきます。

-至田 健三(しだ けんぞう)-
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる

入社希望の動機

入社を希望した理由は何かはとても大切です。

  • 前職に不満があった
  • キャリアアップをしたい
  • 条件が良いところで働きたい
  • 人間関係が良いところで働きたい

などさまざまな理由があると思います。

条件面で、自身の希望が転職することによって実現可能なものとそうではないものがあると思います。

入社の動機においてはプラスになると思って面接を受けると思いますが、できるだけ本音で話してもらうと良いでしょう。

サロン側にも現状がありますので、求職者さんの入社動機とサロンの事情がマッチすればお互い嫌な想いをせず、信頼関係が構築できると思います。

前職の退職理由

中途の場合、前職の退職理由というのがありますよね。

サロン側としては、どのような事情があったのかは把握しておきたいものです。

サロンの現状に対し、必要な人材というものがあります。

技術的なこと、人間性などあらゆるものが現場のスタッフと交われるかは大きなポイントになります。
そこがマッチしないとお互い不幸になるだけです。

サロン側としては、せっかく中途で入社してもらうなら、当店であればあなたにとって良い環境を与えられますよ!と思えることが大切なので、希望の動機と合わせて前職の退職理由は正直にお話してもらえると良いのです。

入社したら達成したいこと

新しいサロンで達成したいことや課題などを聞けるととても良いです。

希望動機と似ていますが、入社してからこういうことをいつまでに達成したい!と言ってもらえればサロン側もカリキュラムや強化しなければいけないことが見えてきます。

また、社風の違うサロンに行く時はまずは合わせることが大切です。

オーナーさん1人でやっているサロンは話を全面的に聞いてくれるかもしれませんが、スタッフが在籍しているサロンはルールや風土があると思います。

そのサロンのコンセプトを理解した上で入社したら自分もこうなりたい、こういう売上を達成したいなどの目標を明確に伝えられると良いでしょう。

美容師としての目標

サロンでの目標以外に、将来的にこうなりたい、といった美容師としての目標も用意できると良いと思います。

独立したい、とか幹部になりたい、逆にそういったキャリアアップの目標ではなく働きかたを改善しながら働きたいなど目標があればサロンにてやるべきことが明確です。

サロン側としたらそういった目標がはっきりしてるほど、オーナーのマインドに合えばうちではこうしたらどうかな、と入社してからのカリキュラムを提示しやすくなります。

自分に無理することなく、正直な気持ちで目標設定してみてください。

職務経歴書の情報

履歴書以外には書ききれない自分がやってきた仕事の成果をまとめておきましょう。

・前職の指名売上
・合計売上の平均と最大値
・店販売上
・再来率
・コンテストなどの経歴
・撮影の経験値
・教育に携わっていたなどの役職情報

また、自分が得意なスタイルや客層、不得意なものなども正直にお話しするようにしましょう。

アシスタントのかたであれば技術や知識など具体的に何ができるのかを明確にしておきましょう。

私のサロンで過去に中途のかたで、カット全般できます、とのことで入社してきたのですが、刈り上げができない、レイヤーが不得意であるということが入社後にわかりました。

弊社には試用期間というものがあるのですが、本採用には課題をクリアすることが条件として上げさせていただいたのですが、それだとキツイとのことで自ら退職していったかたがいました。

面接にて正しい情報を伺っていれば良かったと、私としても申し訳ないことをしたと思っています。

美容の技術において上手か下手かというのは正解はありません。
ですが、お客様に人気が出るための技術にはボーダーラインというものがあります。

この職務経歴においてやってはいけないことは、嘘(盛る)ことです。

転職先において学ばせてほしい、といったマインドはとても良いことだと思います。

ぜひ包み隠さず正しい職務経歴を伝えるようにしてください。

まとめ

中途採用はサロンとしても慎重になるのは必須です。

正直に言うとミスマッチな人を採用して今の社風を乱されては困るからです。

新卒とは違ってすでにサロン経験があるかたなので知識もあると思います。

大切なマインドとしては、求職者さんが新しいサロンでどう貢献するか、サロン側は転職してくれるかたに来てよかったと思ってもらえるか、そんなお互いを尊重しあえるような転職活動が理想です。

お互いがハッピーになれるような面接にしたいですね^ ^

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