失敗しない美容師の転職活動のコツ

あなたは転職の経験はありますか?

私は18歳で今のグループの直営店舗に入社をし、オーナーになる29歳まで一度も転職したことがありません。

当社においても、中途の採用者はこれまで何人もいましたが、やめてしまった人もいます。

この記事では、これまで当社の中途採用でやめてしまったかたの理由と、雇われていたときの私がやめなかった理由を合わせて実例をふまえ、解説します。

転職したいとお考えのかたはぜひ参考にしてみてください。

-至田 健三(しだ けんぞう)-
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる

過去の経歴を嘘偽りなく話す

冒頭にもお話しましたが私は退職経験がありません。

過去に中途入社希望で来たかたのお話で、過去の退職の理由をごまかしてしまうかたがいました。

退職の理由にはさまざまなものがあると思います。
正直褒められた理由ではない場合もあると思います。

以前の会社を退職した、ということには必ず理由がありますよね?

その理由は正直に言って経営者によって許せるものとそうでないものがあるのが事実です。

ですが、そこを嘘をついて入社したとしても入ってから必ずボロが出てしまうほうが多いのではないでしょうか。

彼氏彼女の関係においても同じことが言えるかと思います。
ディズニー好きな彼女に合わせて「ディズニー好きなんだよね」といったものの、混雑と並ぶのが大の苦手な男性は必ず女性に見破られ、やがて振られる確率はいうまでもありません。

就職活動において大切なのは【マッチング】の精度をあげることです。

過去に退職した理由はどのようなことであれ嘘偽りなく話したほうが良いです。
その理由に難があったとしても、ダメな会社であれば断られることもあると思いますが、逆に正直に話してくれて反省してるんだなあ、うちに入ったら過去の過ちをかてに頑張ってくれるかもしれないな、と熱い気持ちで受け入れてくれるオーナーもいるはずです。
そのほうが入社してから気持ちよく働ける環境になるはずです。

経歴という部分においては履歴書にきちんと書くことは必須です。
そこに嘘があれば【経歴詐称】と言われてもおかしくありません。

私の後輩で、サロンに入社した際の履歴書には高卒と書いてあったのですが、のちに高校中退ということがバレてしまったものがいました。

その社長は大変激怒し、クビとまではいかなかったものの、かなり信用を落としてしまったケースがあります。

どのような形であれ嘘をつくことは絶対にNGと考えたほうが長続きするものです。

将来どうなりたいかを想像しよう

自分の将来はどうしたいかは明確にありますか?

  • オーナーになりたい
  • 結婚してママ美容師になりたい
  • 指名200名以上つけて売れっ子プレーヤーになりたい
  • スタイリストにはなりたくないけど優秀なアシスタントとして月に30万円以上稼ぎたい
  • 美容師YouTuberになりたい

自分の将来ですから自分で決めなくてはいけません。

将来の目標というのは幼い頃から言われ続けてきたかたも多いのではないでしょうか。

ですがそういうことを言われ続けてきたかたにとってはうんざりする話。

将来どうなりたいのかがはっきりわからない人は、どうなりたいかがわからないということが今現在における将来の想像図です。

つまり、どうなりたいかなんてわからないけど、明日楽しければそれでいいと思える人は明日の未来でも十分【将来】と言えるのではないでしょうか。

ここで大切なのは決断は自分にしかできないことで、決して自分の人生において他人のせいにしてはダメだということと、他人と自分を比べる必要はないということです。

現時点での自分が将来どうなりたいのかは、自分以外にはとうていわからないことであるということです。

いわゆる【辞めグセ】のついているかたの特徴として常に決断は他人任せというかたが多い印象です。

まずは自分がどうなりたいのかを現在の自分に正直に向き合い、自分自身で決断していきたいものです。

自分の希望はどんなサロンかを明確にしよう

あなたの希望する働きかたはなんでしょうか?

  • 休みがたくさんほしい
  • 給料がたくさんほしい
  • 保証がしっかりしていて働きやすい
  • キャリアアップがしっかりしている
  • 独立するためのステップアップサロンが良い
  • スタッフが仲が良い
  • 価格が自分に適正である

さまざまな希望が皆さんにはあると思いますが、そこがはっきりすればするほど次のサロンにて働きながらの満足度が高くなるのは間違いありません。

自分がどのようなキャリアをあゆみたいかを決められるのは自分でしかありません。

転職を繰り返してしまうかたの特徴として、自分がどうしたいかを他人任せというかたが多いかと思います。

サロンにはそれぞれコンセプトや風土などがあると思いますが、サロン側としても自分たちのサロンの雰囲気にあうスタッフに来てもらいたいものです。

・ハイトーンカラーの強い店
・メンズ専門店
・年間休日120日以上のお店
・日曜定休のお店
・歩合率40%以上のお店
・スタッフ同士のイベント多数のお店

他にも多数あると思いますがコンセプトはさまざまです。

具体的にサロンに何を求めるのかをハッキリしておきましょう。

会社の福利厚生を確認しよう

まずは今のご時世、社会保険完備は必須といえます。
社会保険について分からないかたはこちらの記事も参考にしてみてください。:若手美容師も知っておきたい!社会保険とは

福利厚生はサロンによってさまざまです。

弊社を例にとってご紹介します。

  • 有給休暇が法定通り(年5日は必ず消化)
  • 美容師オシャレサポート(月1万円まで洋服やネイルアート代などを補助)
  • 完全週休2日制(週に2日は必ずお休みあり)
  • 寮制度(通えない人)
  • セミナー代補助
  • ウィッグ代一部補助

弊社の主な福利厚生はこのような感じです。

この福利厚生には私のこんな想いがあります。

  1. 美容師の社会的地位向上を目的とする
  2. 美容師のライフワークバランスの向上
  3. 美容師=オシャレを楽しみ、お客様に発信する
    理念は「美容を通じて関わる人全ての人生を豊かにする」です。

福利厚生には会社の色、コンセプトが隠れています。

オーナーの想いは働く人にとって重要です。

そこに共感できなければ働いてても疑問が生じてくるでしょう。

転職の際に福利厚生に共感し、いいなと思えれば候補にあげる理由としては十分です。

ぜひ福利厚生やオーナーのSNSやブログをチェックしてみてください。

まとめ

転職活動はいわば「マッチング」です。

転職するかたも、受け入れるサロンもお互いにここで仕事したい、この人に来てほしいといった思いが必要なのかと思います。

20万件以上あるといわれているサロンの数からここは!というサロンに出会うにはかなりの確率といえます。

さらにサロン側の受け入れる時の事情もありますので、求職者さんとサロンのタイミングも合わないとなかなかマッチングしません。

  1. どうして前のサロンを辞めたのか
  2. 自分はどうなりたいのか
  3. どのような場所や人と働きたいのか
  4. サロンの特徴や雰囲気を発信している情報をチェックしよう
  5. 面接にて本音で話す

これらをポイントに転職活動をがんばってくださいね^^

求人に関するお問い合わせやご質問はお気軽にLINEでお待ちしております^^

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