美容師オシャレサポートという福利厚生の導入背景

弊社の美容室では、1ヶ月に1万円までスタッフの洋服やネイルサロン代などのオシャレをサポートする福利厚生「美容師オシャレサポート」を設けています。

これを導入するには私自身の強い思いがあり、美容師としてスタッフに活躍してほしいという願いがあります。

この記事ではおしゃれサポートの導入背景を解説します。

-至田 健三(しだ けんぞう)-
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる

お客様はおしゃれな美容師に担当してほしい

美容室に来るお客様は、髪をキレイにカッコよくしにご来店されます。
ヘアースタイルは人の顔の表情を彩る額縁です。

そんなファッションにも通ずるオシャレには欠かせないパーツを任せる美容師は、オシャレで清潔感に溢れる人に担当してもらいたいものです。

ところが美容師の仕事はヘアーカラーが多くあり、着てきた洋服が汚れてしまうことが多いのです。
そのため、美容師もお気に入りの洋服をサロンに着てこない傾向があります。
このことを私は問題だと考えました。

ユニフォームを作ることも検討したのですが、美容師になろうと考えた人はファッションが好きな人が多く、好みもあります。自分の好きな服を着たいと思うでしょうから、それなら費用をサポートしようとなったのです。

言わば自分で選ぶユニフォームといったところです。

また、ネイルアート代の補助もしています。
手元がオシャレな美容師さんはお客様にも好感触です。

ただ、シャンプーなどの手作業が多く、ネイルアートを継続したい美容師にはメンテナンスが大変です。
そういったことをサポートするのも「美容師オシャレサポート」の目的なのです。

関連記事:ネイリストお勧め!美容師がサロンワークでもできるオシャレネイルアート10選

美容業界の収入面だけではオシャレが難しい

お世辞にもまだまだ高給取りの業界とは言えない美容業界。

2024年現在において、2000年初頭に比べれば平均給料も上がってきているものの、物価も高騰しているのでまだまだ厳しい業界です。
美容室経営においても、IT産業のような利益率とはいかず、多額の利益を出すのが難しいのが現状です。

美容室経営者の大半が、働いてくれているスタッフの生活の豊かさを追求していると思います。(私の知り合いの美容室経営者さんは大半がそのような理念を立てています。)

年収1,000万円以上取れている美容師は身なりに高い費用をかけることは可能ですが、そういった美容師さんは一握りと言えそうです。

自分の身なりに投資(お金と時間)をできる人は、指名をいただける確率が上がり、売り上げが上がれば評価も上がるのです。
そういった部分もオシャレサポートを活用していただければとても良いかと思います。

スタッフが自慢できるような会社作り

私は会社を運営するにあたって、働いてくれているスタッフが自分の会社を友達や家族に話すときに、こんないい会社なんだよね、と言ってくれるような環境にしたいと思っています。

そのためにはスタッフが仕事もプライベートも充実してもらうようなことが必要です。

そこで、他の美容室では無いような福利厚生だったり、たくさんのお客様にみんなを気に入っていただけるように運営としてサポートすることが重要だと思っています。

技術指導、人間性、接客技術、これらを軸にスタッフ教育をおこなえる環境作りのために、まずは私たち経営者および幹部が学ぶ姿勢をもつことを重要としています。

そして集客やお客様が喜んでいただけるコンテンツをご用意し、1人でも多くのお客様に再来していただけるよう日々奮闘しています。

そういったことを強く思うほど、働きやすい環境が生まれていき、スタッフも今の環境を大切に思ってくれるようになる、と私は思っています。

スタッフが自分の会社を自慢に思える、ってとても素敵なことですよね。
これからも追求していきたいと思います。

まとめ

美容師のオシャレにはお金も時間もかかります。

私は自分磨きに時間とお金を投資していると自分で思っています。

肌や髪、頭皮のケア(化粧品やサプリなど)から、日々の筋トレだったり洋服も汚くなってしまったものはサロンに着てこないようにするなど気をつかって美容師の仕事をしています。

その甲斐もあり、お客様に美容やファッションについて相談を受けることも多く、そこからヘアスタイルの提案などに結びつき、売り上げにつながっています。

美容師にとって自分磨きは「投資」です。

自分自身でのオシャレを楽しみつつ、オシャレサポートを活用してくれている弊社のスタッフを見ていると、導入して良かったなと思える福利厚生です。

これからもスタッフが働きやすくなるようなより良いシステムを導入していきたいと思っています。

 

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