美容室経営|14年目を終えて

  • 2023年8月8日
  • 2023年12月28日
  • 経営記

弊社株式会社INTENTIONは6月が決算です。今期で個人事業主を入れて14年目、法人で12期目が終わりました。

15年目、法人13期目への進化と12期目の総括です。

-至田 健三(しだ けんぞう)-
・美容師歴24年/美容室2店舗の経営者
・10年連続グループ売上No.1
・最高月間指名売上200万円以上
・100名以上の美容師の育成に携わる

 

ポリッシュ金町店の躍動とスタッフの成長

なんといっても今年はスタッフの成長が際立った年で、スタイリストのデビューが3名ありました。

11期目はスタイリスト2名、アシスタント4名だったのが、12期目にスタイリスト5名とアシスタント1名(アイリスト兼アシスタント)になり、通ってくださるお客様の選択肢の幅も広がりました。

そして何よりアシスタント時代よりもイキイキとしたスタッフたちの輝いた目を見ていると、経営者としても嬉しさと同時に頼もしさを覚えます。

そして嬉しいことに売上は前年対比10%UPを達成しました。

人件費も前年対比では上がっていますが、弊社ではスタッフの実績に応じて報酬が上がる仕組みを採用しているので、売上が上がれば当然の結果です。

この結果としては当社の理念で「美容を通じて関わる人全ての人生を豊かにする」ことが実現できました。

スタッフの給料が上がるのは豊かな人生の第一歩だと思いますのでとにかく嬉しい限りです。

スタッフたちのおかげで現場に立ちっぱなしだった私も経営者らしい時間を作る機会を増やすことができました。

13期目もさらにスタッフたちが輝けるステージを経営者としてバックアップできるよう全力を尽くしたいと思います。

新たな出会いとこれからの出会い

12期目終盤には待望のNEWスタッフの入社がありました。

沖縄から単身東京で頑張りたい、というスタッフで、とても性格が良く頑張り屋さんです。既存のスタッフたちともすぐに打ち解けてくれました。

優しく迎え入れてくれたスタッフたちにも感謝しかありません。

そしてみんな様々なことを教えてくれていて、私がやいのやいの言う必要もありません。

本当に頼もしいスタッフに加えて、可能性しかない若手スタッフが入ってくれました。

来季のポリッシュの可能性

私は2007年から東京都葛飾区の金町で美容師をやっています。

当時は直営サロンで、私は店長として配属だったのですが、サロンテーマは「葛飾をオシャレに」でした。

美容師として何を地域の皆さまに提供できるか、を考えたときにまずは美容師として最大限のことをやろう、と思いテーマをかかげました。

2023年現在、金町の地域の皆さまには大変お世話になっています。

そして改めて私が葛飾金町で抱いた美容師としての思いを再構築しようと思います。

「葛飾をオシャレに」

これをテーマにポリッシュ金町店をより良いサロンにしてまいります。

そして日々成長するスタッフのさらなる可能性を信じてやみません。

14年目は人に会った

私は社長として様々な人との出会いがありました。

30万円かけて通った6回コースの経営セミナーにてさまざまな美容室経営者のかたとお近づきになれました。

正直、私はあまり業界の人との関わりが多い方ではありません。

18歳に現会社に入社し、1度も退社を経験していませんので、業界の人の知り合いもこのポリッシュ・ディバインを通じて知り合った人しかいません。

当初横のつながりってそんなに必要だとは思っていなかったのですが、実際お会いしてみるとやはり成功しているサロンの社長さんは人格者ばかりなんです。

会社の器は経営者の器以上にはなりません。

スタッフの未来を語るなら、まずは私が1番成長せねばならない、そんなことを学べた出会いばかりでした。

そしてどんどん横の繋がりが広がっていったように思います。

昨今の情報社会において、間違いなくSNSより生のほうが良質な情報を得ることができます。

そしてその情報を自社でしっかり活かして、引き続きスタッフ・お客様の豊かさを追求してまいります。

美容室以外の経営視点から得たもの

美容室経営者のかたとの出会いだけではありません。異業種のかたともたくさんの出会いがありました。

行政書士、会計士、ITコンサルや大手会社勤務のかたなど様々です。

異業種のかたに美容業界の話をしていると、やっぱり独特な業界なんだと改めて気付かされました。

私は美容業界に入って20年以上になりますから、当たり前と思っていることが他業種のかたによると不思議に思われることも多々あります。

美容室経営以外の視点から見たとき、やはり美容師の仕事は夢があるなあと再確認できたのも事実です。

同時にもったいない業界であることも認識できました。縮小傾向の日本のマーケットの中で、美容師がどのような形で人々に貢献できるか。

私たち美容師が適切にだした利益をもっと働いているスタッフに還元していき、豊かな美容師が増えればお客さまにもよりよいサービスや技術が還元できる。

そのためには業界の離職率の高さにしっかり向き合い、美容師をやめたくないと思ってもらえるようなサロンにしていくことが大事です。

ポリッシュ金町店での美容師の白髪染めの練習風景

他業種の経営者さんと話していて求職者と求人側のミスマッチが大きいと気づかされました。

とくに求職者さんが自分がどういったサロンで働きたいのかが明確ではない人が美容師は多いのかな、と思いました。

また、現在働いている美容室が自分にとってあっているのかもわからず、モヤモヤしている美容師さんも多いのかと思います。

そんなことをあるITコンサルをやっている友人と話していて提案されたのが当メディアです。

新たなメディアへの挑戦と可能性

私は現場の美容師の仕事もしています。そしてもう1店舗の運営もしています。

当メディアの記事を書くのは容易なことではありませんでしたが、進めていくにつれて次第に自分の思考の整理の時間や、美容師として20年以上の自分のキャリアを振り返る良いきっかけになりました。

私がアシスタントとしてやっていた平成の時代と、令和の時代において成功している美容師の普遍的な部分はなんら変わりありません。

決して私が成功した美容師だ!などと言うつもりはありませんが、まだ経験が浅い美容師さんにむけて頑張れる一助になればと記事作成にはげんでおります。

私たちおじさん美容師は経験があるので、そんな小さな悩みで美容師辞めたいだなんてもったいなさすぎる!と思ってしまいますが、私も若い時はそれなりに悩みも多かったのは事実です。

ただ、私は美容師を辞めたいと1度も悩んだことがありません。

それは相談できる先輩が近くにいてくれたり、お客様にもたくさんご指示をいただいていて、美容師として成長することしかあたまになかったからです。

このメディアは令和版、昭和の普遍的な美容師応援マガジンです。

読んでくださる皆さまにとって有益となり、1人でも多くの美容師さんが頑張ろうと思えるような記事を今年も更新し続けてまいります。

引き続き皆様よろしくお願いいたします。

 

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